6月20日日曜日、Salento旅行翌日、今日はコロンビアの大統領選挙投票日。
ガイドブックで、「以前は治安が悪いことで有名だったコロンビアも、ウリベ現大統領就任以来圧倒的に治安が回復した。」なんてフレーズを目にしたことがある。このウリベ氏たる人物、ゲリラ鎮圧に力を入れたことで有名。「ゲリラとの戦い」を常にテーマにしていた親米右派の政治家らしく、国民人気も非常に高かったとか。
そして今回任期が満期に達したウリベ氏の後任を選ぶ選挙が、ちょうど私の滞在中に行われることになった。
候補者は、ウリベ氏と同じ右派の路線を行く前国防相のサントス氏と、首都ボゴタの元市長で「緑の革命」を訴える新鋭モックス氏の2人。Dを含め、わたしの周りにいる人たちはみんなそろってモックス氏を支援している。彼らに言わせると、サントス氏は元国防相というポジションからも伝わってくるように「ひたすら武力によるゲリラ鎮圧を押すばかりで、国民の実生活に関する具体的政策に欠ける。」とのこと。一方数学者・哲学者の顔も持つ知能派モックス氏は、「教育や経済により力を入れていて、石油代替エネルギーの開発やゲリラが原因で悪化した隣国ベネズエラとの関係回復など、新しい国作りに挑戦しようとしている。」らしい。
これだけ聞くとどう考えてもモックス氏を応援したくなるけど、統計を見るとサントス氏支持が圧倒的に多い。私の出会った、先見のある知識階級や大学生はモックス氏を支援するものの、一般民の中では「ゲリラ鎮圧=安全」という方程式がいまだに根強く残っているようだ。さらに、サントス氏は国民の団結を盛り上げるスピーチが上手なのに対し、モックス氏は平坦な口調で同じ言葉を繰り返し使う、もろ口下手タイプ。
モックス氏が大統領になったらコロンビアのイメージが大きく変わる!と、モックスシールを車に張るほどモックスモードのDやDの友達をよそに、選挙の結果は予想通り、サントス氏がほぼ7割を占める圧倒的勝利。ゲリラより教育に力を入れた国作りに乗り出すには、もう少し時間がかかるのかもしれない。しかし、選挙の投票率を聞いてびっくり。15%周辺だとか。日本でも投票率が低いと騒いでるけど、15%よりはマシだった気がする・・・。「ワールドカップの最中で雨も降ってたから、みんな家から出たくなかったんじゃないかなー」ともらすD。うすうす気づいてたけど、コロンビアはとってものんびりしたところです。街で見つけたモックス氏の緑ポスターのせてみました。デザインがけっこうかわいい。
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