2010年1月11日月曜日

Brooklyn Museum




ブルックリンでJが「絶対に見せてあげたい!」と猛プッシュしてくれたスポット、Brooklyn Museum、さらにそのなかのThe Dinner Partyという巨大な作品。前に一度どこかの記事で読んだことがあったので、ぜひ実物を見てみたかった。

ブルックリン美術館はプロスペクト公園の脇にある現代美術館。'The Dinner Party' はJudy Chicagoというフェミニスト芸術家が1970年代に制作した大きなインスタレーション。39人の歴史的または神話に登場する女性たち、とくにこれまで注目を浴びることなく歴史の闇にかくれていた女性たちをにスポットライトを当てた、強いフェミニズムのメッセージを放つ作品なのだ。

大きな部屋に三角形の辺を描くように並べられたテーブル。その上に、各女性をモチーフに、刺繍の施されたマットや陶器のお皿が置かれていて、今から39人の女性たちがテーブルに着き、一大晩餐会が始まるのではないかという雰囲気。数えきれないほどの色々と細かい刺繍を目で追いながら三角形を一周するだけで数十分かかるほど完成度が高い。部屋の外には、登場する女性たち全員の業績を載せたパネルがあり、まずディスプレイの表面的美を楽しんだあと、さらにそれぞれのパーソナリティーを、その人物そのものを描くことなくいかにテーブルセットのみに映し出しているか、吟味することができる。

女性というだけで、男性と同じほど、もしくはそれ以上の功績を残した人物でも、これまで何の注目も浴びることなく忘れ去られようとしていた人たちがいる。そんな彼女たちが一堂に集まる時を超えたディナーパーティー。繊細で華やかでありながら、誇りとパワーにあふれた、堂々と力強い作品だった。(館内は撮影禁止だったのでネットから拝借した写真をのせました。)

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