2009年12月25日金曜日

horse







12月23日、昨夜カナダから帰省したSのお姉ちゃんEといっしょに家から車で1時間弱のところにある農場へ馬を見に行く。

Eはカナダの名門マギル大学に通うとびきり明るく活発な女の子。南米で子供時代を過ごしたため、英語・フランス語・スペイン語の完全なトリリンガル。読み書き聞きはもちろん、コミュニケーション、さらに頭の中の思考や夢の中でさえも3つの言語を操れるという。すごーい!と私が驚いていると、「モントリオールじゃトリリンガルが当たり前ってぐらいみんな最低3言語は話すのよ」と。昨夜初めて会ったとは思えないほどすぐに打ち解けて一夜にしてめちゃくちゃ仲良くなった。

Eの部屋の壁には数えきれないほどの乗馬もメダルや賞状が飾ってある。どうやら相当優秀なジャッキーのよう。夏休み、バイトで馬の調教をしたというバージニア州のとある農場へ久々に大好きな馬たちとの再会に行くというので同行することにした。

まだまだ雪が残る道。農場の空は雲ひとつない快晴。太陽の光が真っ白な雪に反射してまぶしい。農場内の小川を渡る牛たち、足元寒くないですか?と真剣に聞きたかった。R家はみんな動物大好き。パパ・ママ・Eは一人ずつ馬を自分の所有している。そんな'mon cheri'たちに餌をあげ、毛並みを整え、軽いお散歩する農場の朝。R家の愛娘の一人ジャーマンシェパードのroxyは大自然の中で大興奮。

馬は、素直で優しくって忠実でまっすぐな眼をしている。心が洗われるよう。そんな馬たちと心を通わすEもまっすぐで壁のないハートの持ち主。農場の動物についてもいろいろ教えてもらった。お腹の下にふさふさした毛が見えるののがbull(雄牛)。ペニスを守るためらしい(写真参照)。白馬の名前'stolen kiss'-「盗まれたキス」なんとポエティックな・・・。馬の蹄の跡はハート型に見えた(写真参照)。馬が鼻を鳴らすのは居心地が悪いサイン、耳をぺタっと貼り付けているのは怒っているサイン。人間の赤ちゃんと一緒で、こっちが五感を働かせ受け止める準備さえしていれば、向こうのメッセージを受け止めることができる。

いつも不思議に思うのが、動物とは言葉を交わすことはできないけどケンカをすることがない。むしろ一緒に過ごす時間が長くなるほど愛情や信頼関係が深まる一方。人間側の一方的理解かもしれないけど、確実に強い絆で結ばれたパートナーになる。一方、人間同士はいつでもいくらでも、愛でも怒りでも、感じたことを自由に伝えられるのに意思疎通できないことのほうが多いぐらい、人間関係は難しく、時間がたつほどに崩壊に向かうケースも数えきれない。「口は災いのもと」とはまさにこのこと。言葉は人間に与えられた特権でもあり武器でもある気がする。明日はクリスマスイブ。まだ数十センチの雪が残る地面を溶かすぐらい、あったかい言葉を交わす一日にしたい。

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