2010年11月13日土曜日

七五三

11月13日、今日は巫女のアルバイト。

神社の11月は七五三でいそがしい。この仕事を始めるまで七五三のシーズンが11月だなんて知らなかった。神社で働いてると、日本の通年行事と季節の流れが自然と一緒に覚えられる。

11月の週末、とくに大安とかぶると、めかしこんだお嬢ちゃんお坊ちゃんが朝9時ぐらいから続々と神社にやってくる。少子化の影響か、一人の子供に対して一緒に参拝する家族の数がすごく多い。昔みたいに子供が何人もいれば「ああまた七五三か。」ぐらいの感覚かもしれないが、唯一の孫のかわいい晴れ姿となると、おじいちゃんにおばあちゃんにおじさんおばさん全員駆けつけ、場合によっては「参拝者人数」の欄に「10」なんて数が書いてあるほど、家族にとっては一大イベントのよう。そんなふうにたくさんの大人たちにかこまれ、きらきらの衣装に身を包み、お姫様か王子さまみたいにチヤホヤされてる子供たち。

そして、お連れの方の人数よりさらに驚きなのが、最近の子供の名前!!!よくテレビでタレントが「本気ですか?」と突っ込みたくなるような、かわった名前を発表してるけど、いや、あれはテレビの中だけの話じゃない。あちゃら風というか、なんか「洋風」でしゃれた、当て字の極みみたいな名前ばかり。というか、女の子の「~子」はもう絶滅していると言っても過言ではない!今日見た中では、例えば「美音」と書いて「ミント」ちゃん。前に男の子で「民斗」と書いて「ミント」くん、という子がいた。ぜひとも爽やかに成長して頂きたい・・・。他にも、とにかく奇抜でやたらと母音が多い名前のオンパレード。ちゃんと性別を聞かないと女の子なのか男の子なのか分からないこともある。

七五三の受付用紙のなかで一番大切なのは「ふりがな」の欄だ。おじいちゃん世代の神職さんたちにとって最近の子供の名前は一種の異文化。祝詞を読むとき、ふりがなが振ってあっても読むのに戸惑うことがあるという。ジェネレーションギャップここにあり。

たしかに、ちっちゃくて肌がもちもち目がぱちぱちしてる子供がそんな名前ならかわいいけど、ひと歳とって30代パラサイトシングル、みたいなことになってそんなペットみたいな愛くるしい名前、というのはどうなんでしょう・・・。もし他と違ったお名前をつけてあげたいのであれば、ぜひ今だからこそ「○○子」や「○○郎」がいいかもしれません。小学校の入学式の名簿で目立つこと間違いなし。
名前はなんにせよ、千歳飴をぶら下げて、慣れない草履でテケテケとぎこちなく歩く子供の姿は、やっぱりすっごくかわいい。自分にもあんな時があったのか・・・。ご祈願中の太鼓の音におびえきってた記憶しかない自分の七五三。そういえば、当日おばあちゃんが頭に結んでくれたピンクのリボンにとびきりウキウキしてた気がする。

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