2010年12月3日金曜日

damar film festival


同じく28日、あれだけTOEFLでくたくたになってたはずなのに、帰り道の車でしばし休息し復活。というのも、今夜はもうひとつ、行かなきゃいけないとこが。

第2回Damar映画祭 in 広島。どうやら去年から始まった、短編映画の映画祭らしい。2回目の今年はコンペティションに世界7カ国・地域から79本の作品が寄せられたそう。

もともとはアメリカ・シアトルで2001年に始まったダマー映画祭。DAMARとはペルシア語で「インスピレーションを与えるもの」って意味らしい。そのダマーを広島に持ち込んだのは・・・広島出身の美術監督、部谷京子さん。彼女、じつはわが母校J院の先輩で、在学中に一度お会いしたことがあった。いや、部谷さんめっちゃ大物ですよ。黒沢明監督の作品のテロップにもよくみると「美術監督 部谷京子」って出てきます。陰陽師シリーズとか、数年前、渡辺謙が出てた「北の零年」とか、とにかく大活躍されてます。でもお高くとまった感じはまったくなく、広島弁もろ出しで、元祖サバサバ系って感じのとっても気さくな人。

そんな彼女が、故郷広島の映画界を盛り上げようと始めたダマー映画祭。ポスターは見たことあったけど、イマイチ全貌はつかめてなかった。すると、先日、バイト先の友人(映画マニア)が映画祭のスタッフをやってることが判明、話聞いてるとなんか楽しそうだぞ、おいでよおいでよ、じゃ行く行く、ということに。

会場は、福屋8階に今月オープンする映画館「八丁座」。サロンシネマ系列の映画館で、ちょうちんがぶら下がった江戸時代みたいな和風の演出が印象的。シートはフワフワひろびーろ、カフェやバーもあって、居心地よい。

映画祭は金曜の夜から日曜の夜まで、3日間のプログラム。私が参加した土曜の夜、現在公開中の『雷桜』(葵優主演)。ゲストの廣木監督を囲んでメイキングトーク、美術監督はもちろん部谷さん。その後『ボーイ・ミーツ・プサン』って作品を観賞、監督と俳優の柄本祐さんのトーク(写真とってみた。禁止ってどこにも書いてないんだもん・・・。)

しかし、こういう業界の大人って、みなさんマイペース。いい意味でほんといい加減、笑。こだわるとこにはとことんこだわって、納得いくものに少しでも近づけようと、妥協一切なしの完璧主義。一方、そうでもないとこはまったく気にならない。ものづくりにのめり込む人たちって、こんな風なのかな。やってることは大胆だけど、感受性がすっごく繊細な感じがする。いい加減そうに見えて、底知れぬ情熱があるんだろな。

会場も小さく、一日の締めくくりということで、なんか監督・俳優と一般人の距離がぐんっと近い。アットホーム。

文学部では文学の解釈を教わるわけですが、時として、「いや、教授、ほんとに作者はそんなこと思ってこれ書いたんですか?!」と突っ込みたくなるような、読み手の爆走気味解釈が登場することがある。(少なくとも素人の私には・・・。)作者がもう何世紀も前に死んじゃってるからしょうがないんですが。それに引き換え、今日は作品とその生みの親との両方に同時に出会えて、なんだか新鮮だった。

すべて終わるころには、さすがに私も眠くなってきた。長いけど充実した一日でした。

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