ガイドブックによると、ラテンアメリカからの移民が多く、市民の手で残された壁画がいたるところにあるらしい。どれも完成度が高く、移民としての歴史・文化や、中には古代マヤ・インカのモチーフを取り込んだものもあると聞き、先学期履修した「古代アメリカ考古学・美術史」の授業をいかすチャンス!!と張り切ってMissionのディープスポットに乗り込もうとしたんですが・・・・
バスがどんどん南下していく中、窓の外をじーっと見ててふと気付いた。日中とはいえここは治安が良くないぞ。公園付近で人が倒れてパトカーが止まってる・・・事件か?!道沿いのお店には鉄格子が取りつけられてる・・・強盗防止?!人種差別するわけじゃないけど、道行く人の90%以上がラティーノ。
ということでディープなMissionは諦め、そのちょっと手前で下車。
ぷらぷらしてると、ちょっと気になる古着屋さんやアートギャラリー、地元っ子と思われるカリフォルニアユース(ヒッピーの子孫と思われる)が戯れるカフェやバーがいっぱい。なんか活気あるぞ。昨日までのもろ観光エリアとは一味違う、生活感ある雰囲気。NYのブルックリンにちょっと似てる。それにしてもカリフォルニア、東海岸に比べて人も街もどこかドライ・自由・リベラルなんです。
ふらりと入った古着屋さん、店長がどえらいイギリス英語をしゃべるので事情を聞くと、母の故郷バーミンガムで育ち、20代で父の故郷サンフランシスコにやってきたらしい。こんなところでバーミンガム弁を聞くとは・・・。けっこうイケメンなこの若きオーナーは、ブロンドの長髪にスリムジーンズ、上半身裸の上にカーボーイ風ベストをさらっと羽織っている。う~ん、70年代ブリティッシュロックのミュージックビデオに出てきそう。
さらにその一軒となりに発見した古本屋さん、これまた強烈。薄暗い店内を奥に進むと、タイプライターの音がパチパチパチ・・・・。良く見るとサンフランシスコ名物ホームレスのおいちゃんたちがソファーに座って本の仕分けやら紹介文やらを作成中。さらに奥に進むと、ちいさいアトリエが出現。美術活動も行ってるのか?!店内には床かから天井まで幅広いジャンルの本がどしどし並んでる。この「ホームレスにやさしい古本屋さん」のオーナーらしきお兄さん、これまたTHE自由人的オーラ。べつにお金儲けする気はないよ、と言わんばかりの低価格。この本屋に出入りするホームレスたちのポートレートが「Our Friends」と題されたポストカードになって売られていた。おもしろい支援の仕方。
ここのホームレスさんたち、みんなこの本屋におさめてある本すべて読破したのか、「~とかいう人物が登場するロシア~世紀の小説探してるんだけど・・・」というお客さんに対して、即座に回答。おもわずぱちぱち。
サンフランシスコ、ラブ&ピースだ。
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