毎年6月末から7月の始めにかけて、スミソニアン協会主催のFalk Festival(民族祭り)がDCの中心広場The Mallで開催される。今年で44回目になるらしい。何をするかというと、毎年テーマを2-3個選び、それに見合ったパフォーマンスや展示を行う。過去に取り上げられたテーマは、たとえば「アフリカ美術」、「ジャズ」、「シルクロード」、「NASA」・・・などなど多岐にわたる。
美術館・博物館にいくと、見物客はガラスの向こうに置かれた展示物をただじーっとみるだけ。一方、このFalk Festivalのモットーは'Take the instruments out of the case and let them sing!' ・・・楽器(作品)をケース(博物館)の中から取り出して、音を奏でよう!という、なんとも開放的な精神。食べて、触って、踊って、、、、照りつける初夏の太陽の下、全身で文化を体験するイベントなのです。
今年のテーマは「メキシコ」と「スミソニアン協会」、そして「アジア系アメリカ人」。メリーランド大学のAsian American Studies(直訳:アジア系アメリカ人研究)は国内で有数の規模を誇り、ロケーションもDCの近郊。そんなこともあって、なんと今年のFalk Festivalのスポンサー&研究チームに組み込まれたらしい。来年のイベントに向けてじわじわと準備がはじまっているよう。
私は今期履修しているIntroduction to Asian American Studiesの授業はプレゼンテーションが必須。しかし、学生とプレゼンテーマの数が合わず、プレゼン漏れした学生が続出。そこで、S教授は余った学生をFalk Festivalの準備チーム「Smithonian Project」に追加。つまり、わたしスミソニアン協会と一緒に働くことになりました・・・!!具体的に何をするかというと、イベントに参加するパフォーマー(地元で活躍するアーティストや文化人、アスリートや活動家など)を探し、インタビューに行き、文書化し、協会に提出。その後スミソニアンの学芸員さんたちと参加者の選考を行い、いつ、どこで、どんなパフォーマンスをしてもらうか、などイベントの枠組み作りをする。数日前もスミソニアンの学芸員さんたちがキャンパスにやってきて、インタビューの秘訣やインタビュー用ビデオカメラや照明の使い方などを説明。私のクラスからは4・5人が参加。その他院生を合わせても10人ぐらい。まだ全体像が完全につかめないけど、どうやら文化人類学のフィールドワークと博物館学が合体させたようなプロジェクトみたい。
このSmithonian Projectで私たちが行うインタビューはその後National Archive(国家文書館)に持ち込まれるらしい。なんかものすごいことに巻き込まれてる?!教授たちいわく「これはアメリカ文化の歴史の一部になる一生に一度の機会です。」
インタビューの候補としてすでに数人が浮上中。一人目は中国系アメリカ人シェフのMr. Chaw。その他、DC近郊にお住まいのタイ武術のマスター、メリーランド北部で有機栽培を通して地元っ子に環境教育を行ってるおばあちゃん。じつに興味深い。授業の予定上、わたしはひとまずMr. Chawに参加することに。さてさてどうなるんでしょう。
スミソニアン協会の学芸員・・・もっと権威的でスノビッシュな方々かと思ったけど、想像以上にフレンドリーでまろやか。セッション中ジョークも連発だし、自己紹介後名刺を渡して、「インターンシップとか興味あったらいつでも連絡ちょうだいね!」とスマイル。なんかなんか、すごいよすごいよ、わくわく。
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